2015/04/26

ビュット-ショ-モンの桜 le parc de Butte au Choumont

           
           先週土曜日のスケッチ会は19区のビュット-ショ-モン公園でした。
                      

            
           「パリでお花見」というと南郊外のソー公園が有名で、毎年この時期には
           日本人と親日フランス人が集まってお花見をしますが、
           パリ北東部のここビュット-ショ-モン公園にも、綺麗な桜がちらほらと見られます。


                良いお天気の土曜日とあってたくさんの人。


            この公園は高台になっていて、全体にかなり傾斜があります。




           池の中の洞窟の天辺に立つ見晴台、これがこの公園のシンボルかも。



      私はここからの眺めが好きですが、他にもまだまだ絶景場所がたくさんあります。





          それにしても、きゃーとか言って桜に駆け寄って激写するのは、
          私と同行の日本人友人のみ。


      こちらの人にとってはただの綺麗な花というだけで何の思い入れも無いのが一般的で、
      桜を見て強い精神的なインパクトを否応なしに感じるって、日本人限定の特別のこと
      なのだということは、外国に居住して図らずも知ることとなりました。
             それでも嬉しいに、段々と、日本の「お花見」(アナミ)、春の風物詩として、
      知られてきているのは、少しずつ実感してます。
      アニメや漫画と同じように、大衆に密かに確実に浸透中という感じです(笑)。


          池の端の周りの景色も変化があり歩くのが気持ち良いです。吊り橋もあり。
            

      この公園、一見ディズニーランド風ですが実はなかなか歴史がある所の様です。
        奥の一隅の洞窟を利用して滝まであるのですが、まだ閉鎖されていました。
        やっと冬が終わって春爛漫とは見えても、日陰に居ると寒かったです。
        夏にうんと暑い時に、滝の飛まつを浴びにまた来たいです。





2015/04/20

シモーヌ・ド・ボーヴォワール橋 le pont de Simone de Beauvoir

            
                             シモーヌ・ド・ボーヴォワール橋近辺に初めて行きました。
             

            素敵に奇抜なデザインのこの橋、出来てからもう10年になります。
            ここはパリ東南の13区内ですが、すぐ近くはミッテラン国会図書館、
            対岸はベルシー公園やCour St-Emilionと、新開発された地帯です。
                          


                          日曜日のスケッチ会でここを描くことになったので、ちょうど良いと
             出かけてみたら、なかなか良かったです。
            
             快晴とあって川岸のカフェは大勢の人出。
             でも岸幅が広いので、ゆったり。
           
 

                初めて橋を往復。
               橋からの眺めが中心地とは又違ってすっきりとして
               凄く気持ち良い。
 

右側のビルは大蔵省


               ミッテラン国会図書館 
       本の形を模したビルが二つずつ広場を挟んで向かい合わせに計4つ。

                           写真左側の、川岸に設置してあるのは室内プールです。
                  これも斬新ですね。川を見ながら泳げるって良さそう、
             もしかした子供用かもしれないですが。


           橋はなだらかでカーブの道行きの変化が面白く、
          木の床の隙間から川面が見える、自然を感じる作り。
          美観と一緒に人間(犬も)が憩うことを優先して作られて素晴らしいですね。
  



          しかし私はすぐ変なところも見つけてしまいます(笑)。
          橋の欄干は愛の鍵(笑)がつけられる試用にもかかわらず、
          取り付けられてる鍵はほんの数個で、やはりパリでも観光客が
          来る場所ではないのが良くわかります。
        
          あと橋の両サイドに設置された便利な透明エレベーターは閉鎖中。
          落書きだらけ。お約束ですね。

 


              橋の散歩の後、スケッチ仲間と合流して、ミッテラン図書館広場の
             階段に腰掛けて、一緒に橋をスケッチ。
             でも快晴とはいえ風が凄く強くて、寒がりで根性無い私は、
             上記の一枚を描いて、早々に退散しました。


            帰る途中ここからメトロで5つ先のナシオンで開催中の蚤の市に
          寄りましたが、ここは無風で、やはりあの風はミッテラン図書館の
          4つの巨大ビルが原因では、と思いました。
          でもとても楽しかった。また川沿いの空気を吸いに是非出かけたいです。
         
           さっきまでとは別世界で濃い顔の率が高いナシオンの蚤の市。


            久しぶりに買い物 (アルコパルのティーカップ4客で5€) も
            出来て良かった♪。これから蚤の市も新シーズンの始まりです。




2015/04/11

シェイクスピア書店 Shakespeare and Company


           火曜日、パリ・スケッチ会 paris sketchersに参加。
           今回の場所は5区の有名書店。
           メンバーの友人の書店員の御好意で、通常朝10時開店のところを
           9時から入って店内を自由にスケッチ、というので行ってきました。

                    たいていのガイドブックに載ってる、パリの古い有名英語書店。
         ここの常連だったへミングウエイの「移動謝肉祭」に細かく描かれているそう。
         ノートルダム寺院の傍の左岸という好立地ですが、第二次大戦前までは
         オデオンにあったのだそうです。大戦中ドイツに閉鎖を命じられ中断。
         社会主義的な人達のアジトでもあったそうです。
         
         私はここ時々通りかかるけど、なんか由緒ありげで入口が小さくて、
         中が見えにくくて入りずらい気がしていつもパスしてきたので、初入店です。
          
           入ってみると、一階もそれなりに素敵な空間ですが↓
ネットの写真から借用

              狭いらせん階段を上った二階が面白凄い世界。
              二部屋のうち居間部分はタイプライターと本の山で寛げる空間で
              窓からは良い位置にノートルダム広場を眺められる借景。



入り口廊下部分をスケッチ



           もう一つの、奥の部屋が、魔窟というか秘境のようでした。
           薄暗い古びた照明の下、全面が本で埋まった中に、
           壊れた本棚の欠けたステンドグラス、簡易ベッドが二台にピアノに
           生きた白猫、色々な記念写真などなど興味深いものが隅から隅まで
           あふれ、長年の歴史の記念部屋みたいな様相を呈していました。 
           写真禁止らしいけど別に撮っても良かったみたいで、撮ればよかった。
           ここでは皆適当にベッドに腰掛け、粛々とスケッチ(笑)。



       この、二階の魔窟(笑)を見るだけでも行ってみる価値はあると思ったです。
       そうこうしているうち段々と店の見物客も増えてきて、12時半にスケッチ会は
       撤退し、書店横のカフェで昼食後解散しましたが、熱心な人はまたも
       書店に戻っていきました♪。

2015/04/03

ルーベンスの部屋-2 La salle de Rubens-2

            
              ネタ満載のルーベンスの部屋、絶賛日参中。
         


               先日のスケッチグループの人達を入れてみました。
               アンサンブルが面白く出たかな。
            


                      この日は素敵なお姉さんスケッチャーがいたので、  正面の
          「昇天するアンリ4世と摂政宣言するマリー」の絵を入れて描きました。

          巨大な絵が色々と面白いく、描き込むのも楽しいです。           
          ぶっちゃけ、こちこちキリスト教ネタより神話風の方が気楽ですね。
          また別バージョンで色々描きたい。 


          ルーブルの下の大ホールのお土産ショップが改装中で、
          その間庭に出店してます。色が真っ赤って。思い切ってますね。




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